魔法の国の玩具

トランスフォーマーの新作「Construct-Bots」シリーズの画像を見ていたら、なんとなくXEVOZを触りたくなって引っ張り出して来た。すぐ出せるところにあったのは、「2個持ってるし、もう処分しちゃってもいいかな、どうすっかな」という微妙な位置にあったこの2体だけ。なんとも皮肉なもの。

XEVOZ(オレは最初「ゼボッツ」と呼んでいましたが、現地語的には「ゼィーボゥズ」)は2003年にHASBROからリリースされた、ボールジョイントによる組み立て/組み替えをメインにしたアクションフィギュア。企画と制作はSTiKFASのチームによるもので、なるほど具体性を出来る限り削ぎ落としたデザインや、パーツごとにこだわり抜かれた素材選択とジョイント設計は、まさしく[俗っぽくなった]STiKFASという印象。

今回2年ぶりぐらいに動かしてみましたが、ビックリしたのはまるで昨日発売されたみたいに劣化がない。これスゴイですよ。エバーグリーンですよ。魔法の国の玩具を触っているような気分ですよマジで。
非常に残念なことにXEVOZは予定されていたシリーズ5の発売の前に突如ハズブロから打ち切りを宣告され、この組み替え玩具の流れはメガブロックあたりに飛んでしまいますが、その精度の悪さ、品質の悪さを思うと、XEVOZの素晴らしさが改めて身にしみます。まぁ奇跡じゃなくて、経験と知恵とトライ&エラーの賜物なんだろうと思いますが。