底上げ

ホットトイズジャパン扱いのハズブロ・ベーシックフィギュアを買うつもりはサラサラなかったのだが、店頭でパッケージを見たらやっぱり欲しくなった。おもちゃ屋マジックか。

本来は「TRY ME」とも書いていない、ただの矢印シールが貼られているところに、ご丁寧に「押すと光るよ!!」と書いてある。
いやいや、このフィギュアの売りはむしろ音声ギミックの方だろ、とつっこみたくなるが、ホットトイズジャパンの広告には全く同じデザインで「押すと光ってしゃべるよ!!」とまで書かれたアイコンが載っていて、元々はここまで謳うつもりだったんじゃないかと伺わせる。

ところでこれ、一体だれに向けて書いてるのか。
そもそもスターウォーズのフィギュアなんていい歳こいたオッサンしか買わないのだから、こんななれなれしい口調で話しかけられてもなぁという気がするし、そもそもオッサンは何度も再販されまくっているELフィギュアのギミックなんてピポパポビービポッと全パターン暗唱できるくらい知り尽くしているから、今さら教えてもらう必要もない。
つまりこれはビギナーに向けての言葉なのだろう。確かにオッサンは死滅する一方なので、今後のEP7以降のことも含めて世代交代を図る、下地作りを始めるのは正しい戦略かもしれない。ちなみにこの「押」という字は中学で習う漢字で、それにルビを振ってないことから十代よりは上の層を対象としていることも分かる。まぁ子どもはこんな高くてショボいの絶対に買わんだろうしな。

…どうでもいいか、そんなことは。
そうそう、右のは結局気になって買ったカナダ(3カ国語表記)版のクローンウォーズR2-D2なのだが、おもちゃショーの展示によると、これもホットトイズジャパン扱いで発売されるそうだ。もっと早く言ってよ。