結局ロボ曲

例によって片付け真っ最中なのだが、今回思わぬところから嬉しい発見があった。それが『東映戦隊ロボ・バトルミュージックコレクション』のCD。かつてオレの仕事を常に支えていた大事なパートナーだ。そんなものを何故なくしていたのかはさておき。

戦隊くくりであるとかライダー最初から最後までみたいな企画盤はコンスタントにリリースされているが、それらの目的は音源のライブラリー化であって、決して「聞いていて気持ち良くなれる」ものではない。正直、別に聞かなくてもいいエンディング曲とかキャラソンとか些末なMナンバーのバリエーションとか余計なものだらけで辛かったりする。
ところがこれは違う。これは各戦隊のバトルシーンを彷彿とさせる曲を可能な限り脈略の「ある」流れでつなぎ合わせ、架空のバトルを脳内で再現するためのBGM集だ。つまり「聴く」というよりも、戦う自分の背中でかかっていて欲しいCDなのだ。これでテンション上がらないやつはどうかしてる。ある意味大雑把で適当に並べれば済んでしまう初期作品に比べて、後半になるほど欲が出て当初の志が薄らいでいる気もするが、それでも必要にして十分。田神悠くんの代表作として真っ先に挙げるのも間違いなくこれだ。別にCD貰ったからじゃなくて。

というわけで、とりあえずこの4枚と『超合体魂』があればオレは戦える。まぁ安い戦いですけどもね。