とにかく黒いアイツ

最後はプライズ編でセガの「1/10プレミアムフィギュア」から。

お手頃なバリューと適格な造形で既に定番化した感のある固定フィギュアのシリーズで、BB-9Eは比較的早い段階でラインナップ。基本的に全PVC製で、本体ボールは巧妙に分割されて中空になっていますが、それでも若干重みがあります。光沢を出すためか本体の黒部分が塗装されていたり、円形パネル部の細かいスリットに墨色が差してあったりと、塗り分けには気を使われていることが伺えますが、仕上がりはけっこうガタガタで雰囲気台無し。
隣に並べたのは同シリーズのEP8リニューアル版BB-8。円形パネルを取り替えて各種アームが展開した状態を再現できるようにグレードアップ。もともと成型の都合で一部のパネルは分割されてたので、これは良いアイデア。EP7版とは造形的な差異はほとんどありませんが、オレンジの色味がやや暗いものになってます。

こちらはバンプレストのこれまた定番のワールドコレクタブルフィギュア。四角いPVC台座に固定された状態のものを更にシリーズ共通のABS台座に載せるという回りくどい仕様で、BB-8はどうだったかなと思い返してみたら、そういえばこのシリーズのBB-8は持ってませんでした。いかんなぁ。
デフォルメフィギュアのカテゴリながら、横に置いたハズブロの3.75インチ「フォースリンク」フィギュアと比較しても、頭部がやや扁平になっている以外はデフォルメ感はほとんどなし。良いか悪いかは別にして、個人的には好きなバランス。

話が出たついでに「フォースリンク」版のBB-8も。中国娘にボールドロイド2種が加わった3パックというパッケージで販売されていますが、オマケ扱いではなくそれぞれにフォースリンクチップが内臓されていておトク感があります。マルチパックフィギュアは一般的に国内販売されないのが難点でしたけど、公開から半年過ぎた今になって、なんとこのセットのみ正規販売が決定。なぜか米アマゾンでは日本への発送が不可になっていただけに、これはありがたい。
横に並べた前作EP7版とは全く異なる新規造形で、頭部のバランスや色味など劇中により近付いた印象。ただし塗装はちょっと雑になってるかなぁ。まぁ小さいんでしょうがないですね。