全然知らなかったんですが、プレミアムバンダイでアカレッドのマスコレが受注販売されてます。正確にはゴーカイレッドとの２パックで、商品名は「マスコレプレミアム スーパー戦隊マスクコレクション ～赤の伝説～ ゴーカイレッド＆アカレッド －赤の魂を継ぐ者たち－」。な、長い！54文字もあるぜこれ。
オレがデザインした唯一の戦隊ヒーローなので、記念として１ポチしておきました。戦隊マスコレ、ほとんど買ってないんですけども。
こうして改めて見てみると、なんかアゴのところの金ラインが帽子のゴムみたいですげえ気になります。「こういう斜め下な処理がバンダイデザインっぽいだろ？」みたいな上から目線な思いがあったように記憶してますが、デザイン的にも塗装マスク的にもダメだろこれ、と当時のオレに文句をぶちかましてやりたい。
ちなみにバラしても問題ないと思うんですが、このマスクはタイムレッドの型から抜かれたものを改造して作られてます。全体のシルエットとか口周りはタイムレッドそのままなので、妙にゴーグルと唇の間隔が狭かったりするのはそのせい。
ゴーカイジャーのおかげでようやくスーパー戦隊史の中にポジションを得たアカレッドですが、最初に登場した『轟轟戦隊ボウケンジャーvsスーパー戦隊』の頃はロクな扱いを受けませんでした。バンダイからは嫌な顔をされ、子供からは「赤にレッドってなにそれバカにしてんの？ つかそんなん知らねぇし」と冷たく蔑まれ…。鬼子を産んだ親としてはいたたまれないものがありました。まぁカクレンジャーの「花のくノ一組」も同様の扱いだったので慣れてるっちゃあ慣れてましたが。
こうして広く認知されてしまうと、嬉しさの反面「こんなんで良かったんでしょうか？良くないですよねぇまったく」と逆に卑屈にもなってしまいます。いや、だから本当に良くはないんだって＞当時のオレ。
というわけで、まだ買ってないレジェンドモバイレーツとかも買わなきゃいけないのかな、責任として。
