ARCHIVED UPDATED : 2003.10.10

なんだかすっかり秋らしくなって参りましたですな。結局、今年はコタツをしまう暇もなかったですよ、あたしんち。

さて今回は透明玩具好きDNAの二重螺旋の突端にそびえる変身サイボーグの、満を持してリリースされた復刻版を当然ながら出すんでやんす。最近では「タカラSFランドの黒歴史」とも称されてるダボーナインの生みの親としては非常に微妙なとこですが、もちろんDNAの赴くままに買いましたともさ、とりあえず5個。「もしかして次のミラーマンでは内臓メカが金色になってるかも(<妄想)」と思い止まらなければ、もうちょっと買ってたかも。新マンスーツがあまりまくりで大変ですよ(<失礼)。

そんなわけで、万人が認める通り『ニュー正義の味方』のレプリカと言った方が相応しい今回の復刻版サイボーグは、最初期に発売されたオリジナルの仕様をトレースしながらも、一部の設計変更と成型素材の一新によって、受ける印象としてはどちらかというと「リニューアル版」。特に経年変化による色褪せを抑えるために採用されたと思わしき蛍光材を加えた本体の成型色は、元々からしてアメ色に近かったオリジナルの色調とは明らかに異なるため、見た目だけでは「なんか違うなぁ」という違和感がぬぐえません。そんでも「三つ子の魂百まで」と申しますか、いじってしまえば結局は一緒。ああ、サイボーグだねぇ。昔はもうちょっとゴムの張力が強かった気もするけどね。

で、あまったスーツはハズブロの復刻版G.I.ジョーのボディに「わたるくん」ヘッドを付けて、なんちゃって『正義の味方』にしてみました。ああ、正義の味方だねぇ。手首の色、塗ってないけどもね。

元となったG.I.ジョーは来年で生誕40周年のもはや古典の存在なので、どれだけガワを新しくしても素体としての便利度はかなり低いんだが、まぁそれはそれ。あくまでもこれは当時を懐かしみつつガシガシ遊んでナンボの新製品。思いっきり弄り倒すのが大正解だ。
というわけで誰もが考える「是非ともひとつサイボーグライダーにしてみたい」というのを早速実行に移してみたんだが、ここで判明するのが今回のリニューアルにおける最大の変更点、「手足のジョイント径が違うじゃん!」…なのであった。これ、なんか納得いかないのよねぇ。ちゅーかオラ泣きそう。これってつまり「後ろを見るな。前だけを見ていろ」というメッセージってことでいいんでしょうか。励まされてる気はするものの、前もって大枚はたいて当時品を用意してた身としては辛すぎる現実なんですけども。

それでも諦めきれないので試しに組んでみたら、意外とあっさり出来ちゃいました。結局、サイボーグ本体は成り立ちにあんまり役に立ってなかったのね。実際のところ径は細くなってるので、ジョイントにテープとか巻いて太くしてやれば問題なく組めるのでありました。

そんなわけで、透明成型の可動素体を色々と引っぱり出してみたよ。まずは一般的な素体の透明バージョンとしてリリースされた3体。
向かって左から、メディコムのニューコンバットジョー(タカラ)は1/6プレデターのクリア版なんかに使われてたもの。 中央は限定販売されたボークスのNEO-GUY。右のは「安い、堅い、細い」と使い勝手の良さが三拍子揃ったオビツボディのクリアバージョン。
オビツボディに用意されてる透明頭は、透明度をボディと揃えるためなのかソフビの裏から銀の塗装がされてるんだが、これはその塗装前のもの。どっちにしてもこの頭はイマイチ。
様々なポージングに対して、プロポーションの破たんなくニュアンスまで表現できるNEO-GUYの可動性は素晴らしいものの、この透明版ではあちこち緩かったりして、ありがたみは薄いです。融着跡とか汚いし。
次は本家G.I.ジョーの透明バージョン3態。
中央のはファンクラブ限定で販売されたSA素体。クリアのPVC製アクセサリーも付属。
向かって右側がハズブロージャパンの置き土産となったCC素体の『ミッション・イン・ステルス』。大事に保管していたものの、先日の「エアコンの水漏れ事件」によって晴れてルーズ品となりました。誰か箱だけ売ってくれ。 左側の一瞬「?」となるHOF素体は、ユニバーサルモンスターシリーズの第2弾としてリリースされた『透明人間』の服と包帯(笑)を剥いだもの。剥かなきゃ分からないのにね。多重成型された骨の構造まで良く分かって、ちょっと得した気分。ちなみに日本ではトミーダイレクト扱いで普通に売られてたこれ、米国ではユニバーサルスタジオの限定販売だったらしいよ。
最期は厳密には素体でなく、更に中途半端なサイズのもの。
右のは最近になって手に入れたメディコムのRAH220『ココボイ』。ムクのパーツが多いせいか、透明度が高いのがポイント高し。
中央はバンダイの両津勘吉ドールの透明成型バージョンで、アニメ版の5周年を記念して作られたもの。裸足を想定したつま先の可動があるのが、ハダカのまま愛でることを余儀なくされる透明モノ好きには嬉しいところ。 左のやつはマテルのBIG-JIMの仲間、BIG-JEFFの透明版で、メキシコのCIPSAからのみリリースされたもの。元の設定では透明人間スパイってことらしいんだが、メキシコ語が分からないので詳細不明。ジャンプスーツと肌色の頭も付属してるので、頭の交換が出来るんだろうと引っ張ったら、首ごとごっそりもげました。なんだそりゃ。背中のボタンを押すとカラテチョップするギミックあり。

あ、なんか忘れてると思ったら、99を忘れてるよオレ…。

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