ARCHIVED UPDATED : 2003.12.27

ええと、まずは宣伝から。オレと金子団長のガレージキットユニット「ガレクラ」の新作『ザ・ブレイダー』がひっそりと発売中(上のタイトルをクリックすると詳細ページへジャンプできます)。セガのアクションフィギュア『シャンゼリオン』と並べるため「だけ」に作った、極めて限られた方向けの商品ですが、どうかひとつ宜しくお願いいたします。ちなみにまだ若干数、在庫いたしております(笑)。

そんなわけで2003年最後の、そして2004年最初(<たぶん)の透けモノはメカゴジラなんです。
いやー、良かったですよ『機龍の逆襲』(そんなタイトルじゃなかったですか)。どうにも女々しくてまどろっこしかった去年のと比べて、今年は分かりやすい男の子映画。しかも登場人物の感情や行動のベクトルが、すべて1回戦こっきりの怪獣バトルの中で収束して完結するという非常にシンプルな構成で、久しぶりに面白い「ゴジラ映画」だったとオレは思いました。年末進行で慌ただしくなる前に観ておいて良かったよ。ああ、最後のディスプレイに出たメッセージは良く分からんかったけどね。

さて、すっかりオレの中のメカゴジラ熱が再燃してしまい、思わず限定の透明ソフビとかまで買っちゃいそうになりましたが、大人の判断でパスして今回はコレ。メーカー不明のいわゆる駄菓子屋玩具で、『透明怪獣』の名が示す通り当然のごとく無版権であります。だから誰が見てもメカゴジラだけど、厳密にはメカゴジラじゃないのね。ちゅーかダメじゃん。
仕様としては「立体パズル」と称されるもので、各部を手順通りにバラバラにしたり組み立てたりして遊ぶもの。芯にあたる胴体内部のメタリックパーツの存在が非常に気になるところですが、単純にメタリックシールを貼り付けてあるだけでした。さもありなん。
この愛くるしいフォルムにどこか見覚えがあるなぁと思ってたんですが、確か山勝のプラモがこんな感じだった気もします。大きさは全然違うと思うんですけども。

こちらは最近になって出揃った新旧メカゴジラの揃い踏み。今回はたまらずに『真・超装甲メカゴジラ』も買っちゃいました。多彩なサウンドギミックはともかくとして、圧倒的なボリューム、というより複雑に重なりあった表面積の広さが「金型使いまくってますよ」と言わんばかりのみっちり感をかもし出してます。去年の仕様変え再版とはいえ、これで実売4千円しないんだから安いよなぁ。
その反面、タイミングを合わせて発売された超合金『メカゴジラ1974』は、再現度こそ高いものの、どこが合金なの?と手探りも悲しい仕様が萎えまくり。オトナ向けオモチャの空しさですな。
ちっちゃい'93メカゴジラはコンビニで売ってる『ソフビセレクション』のもの。全6種なので6個だけ買ったら、3種×2個ずつ入ってました。そういうことかよ(涙)。

機龍と対峙させたのは、いわゆるUSAガッズィラのカトゥーン版『ゴジラ・ザ・シリーズ』に登場した、メカならぬ『サイバーゴジラ』。エメリッヒの映画版で海に沈んだあの親ガッズィラがエイリアンによって改造され復活した姿で、そういう意味でも機龍に近い存在ってことですか。
これを含むトレンドマスター社の『ゴジラ・ザ・シリーズ』の玩具は、試作品まで作られていながらも実際には遂に1個も発売されなかった幻のシリーズで、このサイバーゴジラもトレマスのデザイナーの方から譲っていただいたモックアップ。そのためか予定されていたらしい口内の発光ギミックは無いものの、映画版ガッズィラと同じ音声ユニットは組み込まれてるので、懐かしいトレマス版の咆哮(笑)を聞くことはできます。

大パノラマ風の画像ですが、実際にもこんなに大きさが違うんです。ああ、それにしてもこうして並べると'93メカゴジラってものすごく投げやりなデザインに見えるね。いや、嫌いじゃないけど。

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