ARCHIVED UPDATED : 2008.08.13

ボーグレンジャー!って…

セガレに手を引かれて入った地元の100円均一ショップ「セリア」の玩具コーナーで、意外なものを見つけて驚きのあまり声を出してしまいました。それがこの『改造ヒーローズ・ボーグレンジャー』。
なぜならこれ、香港の[HAPPY KID TOY]社がちょっと前に展開していた『M.A.R.S. HEROES』というオリジナル玩具だからなのであります。とはいっても大層なものではなく、所詮100均レベルなのは万国共通で、本来のシリーズも米国やカナダあたりのへんぴなディスカウントストアや、東南アジアの空港のオミヤゲ屋で投げ売られていたものなんですが、逆にそういうのほど日本では手に入れにくいという、非常にもどかしいクラスの商品なのでした。
それがきちんと適正価格で買えるという喜びに、発売元の早川玩具あっぱれ!な声を惜しまないんですが、その一方で実はまだシリーズには魅力的なモノがいっぱいあるので、なんかまかり間違ってそのへんも出してくれんかなと期待も膨らむわけです。
というわけで、かろうじてオレが入手できたモノで『M.A.R.S. HEROES』のごく一部を紹介します。『ボーグレンジャー』は氷山の一角にすぎないんですよ、ええ。

そもそも『M.A.R.S. HEROES』というのは、[HAPPY KID TOY]社が遥か以前から展開している『M.A.R.S.(Motorized Attack Robo Squad)』という電動歩行ロボット玩具のシリーズ(一部は国内販売もされてます。けたたましい音と光を発する、顔だけガンダムとかジム似のZナイトみたいなのを見たことないですか、それこそサービスエリアの片隅とかドンキホーテとかで)がありまして、そのレーベルを拝借した派生シリーズのような位置付けになっています。「ような」と書いたのは、両者に具体的な連動性が無かったからで、仕様から考えると「電動ロボに乗り込むフィギュア」みたいな商品があってもおかしくないんですが、少なくとも知り得る限りでは、そういうものは存在していません。

手始めにまずはこれ。『ボーグレンジャー』ではマイクと称されていますが、オリジナルには名前はありません。人間(サイボーグ)タイプの『M.A.R.S. TROOPER』の1体というだけ。背中の5ミリジョイントには、実はこんなステキなオプションがつきます。砲台は移動台座と分離しますが、特にこれといったギミックはなし。コロガシ走行は可。
これはロボットタイプの『M.A.R.S. MEGABOT』。本当はダークグリーンのもあって全部で3種類あります。ボールジョイントの配置は人間タイプとほぼ同じですが、肩に1対追加されてるのと、太ももと足の裏に意味不明な大小の凹ジョイントがあります。
こちらはライト&サウンドギミック付きの戦車。緑色の方はギミックが抜かれていて、ご丁寧に電池ボックスは封じられています。ロボットタイプの足を外して戦車本体に直結できる凹がありますが、配置の関係からこれはロボ専用。各部のパーツは取り外し可能で、腕に付けてカニバサミにしたりできます。キャタピラは仕様の意図がまったく分からないジョイントで分離。
一瞬、デンデンローラーみたいな一輪バイクかと思ってしまう、実は底部にキャタピラがあって安定感バッチリなビークルもライト&サウンド付き。側面の砲塔だかマフラーだかのパーツは外せますが、これまた意味不明ジョイントのため連動不可。こういうのがけっこう多いため、意外とプレイバリューは低いです。ダークグリーンのカラーバリエーションもあり。
間違いなく敵役として用意されてるエイリアンタイプ『M.A.R.S. ALIEN』も、画像の2体にクリアグリーンのものを加えて全3種。別に緑色が嫌いなわけじゃなくて、たまたま入手できてないだけです。ボディは共通で、顔のフードが微妙に異なっています。ブルーのやつだけ前腕が違うのもポイント。肩には武器をマウントするだけの、専用の凹ジョイントがあります。
こちらはエイリアン用のビークルで、オレンジ色の方だけライト&サウンド付き。こういうのこそジョイントでフィギュアと融合させたいところですが、なんか足を乗っけるためのスペースが確保してあって、これが正式な乗り方みたいです。本体は同じでウイング部分が違ってますね。各所に付いてるクリアパーツは、エイリアンの肩にあるジョイント専用で付け替え可能。

というわけで、ビークル類は微妙に「なくてもいいかな」感が漂っておりますが、今回はあえて触れてないものの、ボールジョイントで組み替え遊びが楽しめるフィギュア関係は、種類が増えると楽しさも増してきます。意味不明なジョイントが本当に意味のないものなのか、果たしてこれがごく一部なのかそれともほとんど網羅してるのか、それすらも分からない状態なので、今後ももどかしい思いをしつつ探してみたいと思ってます。

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