ARCHIVED UPDATED : 2011.12.10

なんという俺得

現在ニコロデオンでオンエア中の『パワーレンジャー・サムライ』まぁ平たく言えばシンケンジャーですが、玩具の売れ行きも好調なようで、廉価版フィギュアの4インチシリーズはWAVE3が先日無事に発売されました。毎回1種だけ敵役フィギュアがインサートされるこのシリーズ、最終弾では遂に[MASTER XANDRED]というか御大将・血祭ドウコクがラインナップされてますんで、WAVE2で先にリリースされた[DEKER]こと不破十臓と[RITA]こと魔女バンドーラも合わせてご紹介。言い換え面倒くさいから日本名で統一していいすか。
4インチ…といってもバンダイ標準なので11センチなんですが、このサイズでフリーポーザブルを実現してる他社製品に比べると、仕様的にもデザイン的にも可動性はかなり低め。とはいえ全く動かそうという意欲を感じられなかったグリフォーザーなんかに比べると、ヒジヒザに軸入ってるだけでも「おおスゲエ」と思ってしまいます。ドウコクには小振りになっちゃってますが「昇竜抜山刀」が、十臓には当然「裏正」と…なんだっけこれ、裏正の修理中に使ってたオイノガレの「油坏滑蛮刀」を塗り替えたやつ…も付いてます。十臓の背中にはちゃんと裏正を保持できるツメもあり。
塗装もまぁがんばってる方じゃないでしょうか。十臓は白い成型色に銀でウォッシングしてあるんですが、(子ども向けの)バンダイ商品じゃあんまり見たことない処理かも。どっちも造形は抜群に良いので、塗り足したりすると化けるかもしれません。オレはオモチャっぽい方が好きなのでやりませんけどね。
さて何よりも俺得なのがコレクターエディションとして混入された魔女バンドーラ。初代パワーレンジャーのオンエア当時に5インチのラインで発売予定があったもののキャンセルとなり、結局バンドーラの立体物としては「SQUEEZE LIGHT」という握ると光るゴム人形ぐらいしかなかったので、今回待望の初アクションフィギュア化となりました。
つってもまぁ見る限りでは曽我さんじゃなくて、あくまでも「リタ」の方なので、そこまで望んでたわけじゃないですし、それ以前にこの塗装ではどうでも良いのかなと。ちなみにパッケージされた状態のこの姿と顔に既視感があったんですが、よく考えてみたら上田三根子先生でした。「リタのなつやすみ」でも可。
胴体部分はスカートも含めて一体のプラ製で完全に無可動。見えませんがちゃんと足はあって、本物?と同様にズボンにブーツを履いています。
WAVE2のリタと十臓は、他の赤いのや青いのが4個も5個も入ってる中で1個ずつしかアソートされてなかったため、発売当初はかなり高い値段で取引されてましたが、現在は比較的落ち着いて来てるようです。どっちにしろ輸入に頼るしかないんで、かなり割高になっちゃいますが。
それにしても、元々商品化を考慮していなかったキャラクターが色々とフィギュア化されるのは、なんかちょっと「儲けた」感があってイイものです。財布的には悲鳴を上げてますけども。
トップページリストへ戻る
シタリも欲しいリンクフリーです
© 2011 TAMOTSU SHINOHARA
"Radiotoon" characters and its logos are copyrighted by Tamotsu Shinohara.