now featuring UPDATED : 2016.02.22

2杯目? 2016/02/22追記

前回「奇跡的に入手」してから1年近く経って、なんとなく虫の知らせがあって前回購入したところを見てみたら、なんと「箱なしルーズ品」ではあるものの在庫が復活してまして。まぁこれで奇跡でもなんでもなかったんだなと苦笑いしつつ買い増したんですが、届いたのを見てみたら妙な違和感があったわけです。向かって左側が今回入手したもので、右が前回のもの。ありますよね、違和感。

まず気付くのは、台座にあるはずの「R2-D2」のネームシールが貼られていないこと。ちなみに裏側の「TITANIUM SERIES」共通シールもありません。それぐらいならルーズ品ということもあってありがちな話なんですが。


更によく見ると、ケースのクリアカバーの色味が微妙に異なっています。前回のは他の製品と同様のアンチUV成分が混じって若干パープルがかったクリアなんですが、今回のは微妙にアンバー調に見える薄いスモーククリアになっています。同じ材料を使用しているR2-D2を支える支柱の色も同様。この色味は他で見たことないように思います。まぁシリーズ網羅してるわけじゃないので断言は避けますけど、このへんで薄々勘づくわけです、「こりゃ試作品じゃねえか」と。

各トイイベントで展示されていた試作品と思わしきものは前回のとほぼ同じ、つまりほとんど製品版に近いものだったようなので、今回のはおそらくそれ以前の試作品と見込みました。もちろんこれも断言はできないんですが、以後に作られたものとするならシールが貼られていない根拠がないですし。そして実はケースばかりでなく本体の方にも差異があることが裏付けとなって、割と確信に近いところに至ったのであります。


というわけでケースから出して比較してみると、これが一目瞭然。向かって左に置いた今回のものは、ボディ全体に汚し塗装が加わっています。また、青い部分も前回のはパール調で淡い色調でしたが、こちらは普通のメタリックブルーです。
もっと注意深く見ていくと、ロケットブースターからの噴射表現の彩色がまるで異なっていて、前回のが淡いクリアブルー単色なのに対して、無色のクリアに濃いクリアブルーのチント塗装がされています。つまりここは成形色から異なっていると。更にはレーダーアイの成形色も違ってまして、ここまで来るともう本当に別モノですな。
ここでふと思うのは、劇中のイメージに近いのは今回の方なんですよ。目の色も、汚し塗装も。噴射の彩色はちょっと変な感じもしますが、実は台座側の炎の先端部分と色を揃えてあるんですね。だから今回のを見ちゃうと、逆に前回の製品版の方が色々と違和感があったり。

時系列的には逆なはずなので、何故こんな改悪ともいえる修正をしたのかという疑問は残るんですが、同じモチーフであるベーシックフィギュア「30th Anniversary Collection」も目の色が青かったり噴射表現も同様なので、それに合わせたんじゃないかと思われます。まぁあれは炎の照り返しの黄色を全身に吹かれていたり、汚しがタンポで入ってたりして、お世辞にも合わせるべき彩色とは言えないシロモノですけども。

というわけで、買い増したつもりが別モノだったというオチでありました。あ、画像見て気づいたけど、前回のやつレーダーアイが内部で傾いて組み付けられてるわ。うわー、まともなやつ買い増してぇー。

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