シャンゼリオン未公開デザイン

なんだか「つづく」と書いてから、もはや３年もの月日が経とうとしていることに気付いて唖然としたよ。時間は非情に過ぎて行くねぇ。 そんなわけで、３年ぶりにようやく続いた秘密のデザインとは、「ブレイダー」の前身として企画されていたシャンゼリオン２号機（？）なのだった。

ガイアポロン（仮）

ちゅーわけで、３年ぶりに蔵から出て来ました、シャンゼ関係最後のデザイン画。泣いても笑っても、もう鼻血も出ないよ。実際、画面には出ることもなく終わったわけだから、本当に幻のデザインなわけだね。ただ、企画自体はマボロシどころか極めてしっかり進んでいて、少なくとも「１年間」やってれば、ブレイダーよりもこっちが世に出た可能性は非常に高い。 　なんで２号機かっていうと、当然のことながらオモチャの絡みがあって、実際にセガの方でもシャンゼのパーツ流用でオモチャ化が進んでいて、開発図面まで存在してるのだ（図面を手元に持ってるんだが、これはあくまでも極秘扱いには変わらないので秘密）。 　同時期にシャンゼのパワーアップバージョンの企画も進んでいて、そっちは完全に銀メッキでやるってことだったので、成り行きというか当然のように、２号機は「赤」になった。いわゆる「技の１号、力の２号」というわけ。別に「赤射・蒸着」でもいいんだけどさ。 　出自や名称に関しては未定のまま進んでたわけだが、『光のシャンゼ』に対して『炎』モチーフであることから、勝手に『ガイアポロン』と呼んでいた。ＵＦＯ戦士みたいだが、「ガイア」と「アポロン」なんだよ。分かれ。 　デザイン的に考慮した部分は、どうしてもシャンゼとの差別化になるので、炎から連想されるカタチを、ストレートに左右非対称に盛り込んだことか。バトルジャパンって話もあって、あのデザインは今見ても充分カッコいいんだが、実はアレを受け継いでるヒーローっていないじゃん、実は。だから、いいのだ。 　オモチャでのシャンゼの透明パーツの部分を変更するということで、腕や胴体なんかはシャンゼのまんま。変更部分の赤いところは透明でなく、あくまでも「メタリックレッド」、つまりメッキ処理される予定だった。 　余談になるが、この番組後半に向けての強化案として、このヒーローのリニューアル以外に、巨大な「ドリル型」母艦の登場も企画されていた。たぶん、番組では活躍できなかったと思うが、これはこれで見てみたかった気もする。ほんとにただのデカいドリルなんだよ。 　とまぁ色々あって、現実的にはおもちゃショーを過ぎた６〜７月あたりの段階で、これらの企画は完全に流れていたように覚えている。 　そんなわけで、シャンゼリオンのデザインで語れる部分はこれにて終了。これらはすべて資料として、ＨＰが存在する限りは保存しておくことにします。 　それにしても、長かったねぇ。

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