now featuring UPDATED : 2015.04.04

聖杯?

2006年に発売が予定され試作品も展示されていながら、シリーズの不振からか結局発売されなかった(はずの)「Titanium Figure R2-D2」を奇跡的に入手しちゃいましたよ! 悲願とも言えるモノだったので、喜びもひとしお。

ちなみに「業界的な奥の手を使った」とか「ものすごい大金をはたいた」とかいうのではなくて、普通にショッピングサイトに並んでたから普通の値段で普通にポチっただけ。どこが「奇跡的」なんだというツッコミどころですが。まぁ中華系サイトだったんで多少「騙されてんじゃないか」とか「違うモノと勘違いしてるんじゃないか」と不安もありましたけど、これまたあっさり普通に届きました。

試作品とかのレベルでなく、この状態で販売されててもおかしくないパッケージで、もしかしたら知られていないだけで一部地域では売られていたのかもしれませんなー。もはや都市伝説と化してるケナーの「四本腕のプレデター」みたいな感じで。

というわけで今回はちょっと画像多めで見せびらかします、嬉しいから。


パッケージは通常のタイタニウム箱型(後期版)。外観がぐるりとR2-D2の要素でデザインされてるのがたまらんですわ。米国仕様の英語単独表記で、下面にはバーコードも入ってます。ちなみに裏面には同時発売予定だったと思われるクローントルーパー(キャプテン)の画像がありまして、それではありませんが同キャストでやはり発売中止になった「ウータパウ・シャドウトルーパー」も同じ出品者が出してました。もちろん要りませんが。ジャンゴ・フェットとか更にその後のやつは無し。
結果的にタイタニウムの末期商品となったルーク(Xウイングパイロット)やダース・モールも北米では正式な小売りはされていなかったらしいですし、やっぱりこのパッケージが「どこかでこっそり売られていた」というのも信憑性ある気がします。

せっかくなので開封してみます。ディスプレイケースの台座がそれまでシリーズで用いられていた横長のもの(固定ネジの受け部が箱型)と異なり、マーベルのシリーズで使われていた幅の狭いもの(ネジ受け部が爪型)に変わっています。これは展示された試作品もそうなっていたので仕様なんでしょう。しっかりR2-D2のネームもシールで入っています。

更にケースから出してみました。ここで気付いたのは、腕というか脚から出てるロケットブースターは着脱不可ということ。元々アクションフィギュアのカテゴリではないので、そこはしょうがないか。ただ、腕というか脚は肩軸で回転、ゲタの部分は緩い軸で前後だけでなく左右にも微妙に可動します。ボールジョイント? 軸受けにはポリパーツが使われてるっぽくて実にスムーズ。
胴体底は支柱を挿すのための穴があるので中央脚は無視。背中の一部別パーツになってるパネルは、接着されてるからきっとネジ隠しか何かでしょう。
残念ながら完全固定の頭部は地金っぽく見えますが、シボ加工した後にメッキかけてるようにも思われます。このゴリゴリした質感とツヤ消しメタリックの青色塗装部分のコントラストが実にシブい。レーダーアイの採光ギミックもあって、そのへんの細かいパーツを除けばゲタまで含めてすべてダイキャスト製でずっしり。
最後にベーシックフィギュアと比較。並べたのは3.75インチBLACKのボディにOTCビンテージR2-D2のメッキ頭を付けたもので、以前このタイタニウムフィギュアがどうしても欲しくて自分で捏造しようとしていた作りかけ。もちろんそれ用にスーパーバトルドロイドや台座も用意したさ。今となっては良い思い出ですよ、ええ。
脱線ついでに実は以前にもiofferと台湾の露天オークションで箱無し状態のものが売られてたのを発見したことがありまして。ただその時は出品者と連絡がつかなかったり「在庫なし」と無下に断られたりで入手は叶わず。今でもそのページが残ってて、時々恨めしげに見たりしてたんですけどもね。ようやく解放されますわ、これで。

並べるとゲタ裏のパーツのせいで身長差が目立ちますが、寸法的にはほとんど同じ大きさ。胴体は逆にタイタニウムの方が若干細く見えるものの、たぶん全塗装による陰影の差ではないかと。

コレクター向け商品だけに総じて出来がイイのでもう1〜2個追加でポチろうと思ったら「君が購入した後バタバタと売れて在庫なくなったアルよ(意訳)」との返事が。マジか、ラッキーだったのか。まぁ向こうの人間がきっちり在庫管理してるわけないので、たぶんまた出て来ると思いますけど。というか出て来てほしい。

そして、また出てきたわけなんですが…(以下、次頁)

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