vol.2 青春乱闘篇


闇生物エレギス

これは井上氏の脚本が上がる前にデザインを始めた最初の怪人。聞いた所では「ほとんどナイトシーンで、エイリアンみたいな奴。武器は電気スパーク」ということだったので、とりあえずエイリアンだったらスーパー1のエレキバスだなぁ(?)と作業を始めた。 後からモチーフを電柱にしたために、頭を伸ばしたりしたんで分かりにくいとは思うが。
ナイトシーンという事で、胸や眼に電飾も考えていたが、実際はピーカンのシーンとなったので、実際はどうだったのかは知らない。
正体がラーメン屋なんだから、ラーメンの怪人でもよかったのでは?というヒトもいるが、それだと犯人探しにならないと思うんだが。
ちなみに、この段階では、もう眼をつける事も考えていない。

闇生物ダチュラー

これも脚本が出来てなかったと思う。女の怪人とだけあったので、後で出てくるアイスラーのデザインを起こしたのだが、実際に脚本が上がってみると、蜘蛛のような怪人となっていて、急きょ変更。ただ、モチーフが動物では意に反するので、糸を使うというところから、ミシンをモチーフにしてみた。ミシンといってもシルエットとして生かすわけにはいかないので、ボビンをつけたり、トゲに糸を通したりして苦労してるのが分かるだろうか?隠しモチーフはクモライオンだ。顔とかはまんまの気がしたんだが、そんなに似てないか。
ちょうどこの頃、第1話のプレビューを見た。VTR撮影で色が派手に映るのを知って、黄色に塗ったデザインを後悔した。

闇生物マニヤー

これは脚本が出来てた。というか、ゲームの仕事とかで、デザイン作業が遅れがちになってたと思う。
マニヤーというスゴイ名前がついてて、一体どーしよーかとちょっと悩んだ。とりあえず宅八郎みたいな長髪メガネ顔を描いたりしてるうちに、モチーフをコタツにすることに決めた。理由は無い。なんとなく描いてたラフがカメに似てきたので、隠しモチーフはカメストーンに決定。
カメの甲羅を、赤外線コタツの格子フレームや布団のガラに見せたりしようとするところがデザイナーだ。うん。自画自賛。うまくいってないすか?どうすか?
とりあえず色を塗ってみるが、プレビューでの感想から、上からグレーを塗り重ねてかなり暗くした。
全然かんけーないけど、「恋の48手教えてあげる」なんて詞を書く井上氏は天才だと思った。

闇生物ランゴリア

植物怪人というのがあったので、まず、隠しモチーフをサラセニアンに決めて作業を始めた。ところがどーゆーわけか、描いても描いてもサラセニアンになってしまってしよーがない。本当のモチーフを決めてなかったことにハタと気づき、剣山をモチーフにしたらよーやく進んだ。
丁度この頃、ハスブロジャパンのステルスプレデターが当たって手元にあったので、胸とか腕のデザインにパクっている。暴露。
ちなみにステルスプレデターは、エイリアンシリーズのフィギュアのバーコードを切り取って送るプレゼントの景品だったのだが、私はパッケージ開けない派なので、雨宮慶太カントクが買って捨てていたパッケージを拾い集めたやつを送ったものだった。暴露。


vol.2 青春乱闘篇・総括
このころ忙しかった割に手が込んだデザインしてるよなぁ。細かいだけだけど。


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