ザマック

先日アマゾンのマーケットプレイスでディズニーストアのダイキャスト製フィギュア、eliteシリーズのC2-B5がメタコレ以下の値段で投げ売られてたのを根こそぎにしたんですが、よく考えてみたらさほど思い入れはないから沢山あってもしょうがないし、かと言って塗り替えるのは面倒そうだしで正直なところ持て余していたのでありました。
そこでふと「せっかく合金製なのだから、塗装を剥がせば地金になって良さげなのでは」と思い立ち、後先考えずにHoltsのペイントリムーバーをぶっかけてみたのがこちら。

shaZAMAC!!!

表面はそのままだと光沢がないので、凹部に地が残るように軽くサンディングブロックで磨いてみたら、なんとも見事なZAMAC(Zinc、Aluminum、Magnesium、and Copperの頭文字を取ったダイキャスト合金の米国名)仕様みたいな外見となりました。画像で見るとけっこう粗が目立ちますが、肉眼だとコントラストが利いて悪くない仕上がり。剥離残しはあるものの黒だからそんなに目立たないし、心配してた金属以外(PVC)の部分の溶解もなく、これも成型色が黒なのでほぼ違和感ナシ。

元になったC2-B5と並ぶとこんな感じ。こうして金属地が出るとダイキャスト製のありがたみもひとしおなんですが、この並びだと何のことはないR2-BHDを捏造したのとほぼ同じことなのかも。

というわけで、何か手を動かしたところでスキル的にも余裕的にもこんなものしか作れないオレですが、なんと皮肉なことに9月スタートの新番組『仮面ライダービルド』の怪人デザインを担当することになりました。毎度毎度決意することですが、「またこいつか」と幻滅されないよう、初心に還って楽しみつつ悩み抜いていきたいと思います。