小学校の頃からの友人である国生浩久くんが大学時代に作った『Nighty Night〜真夜中の悪夢〜』という8ミリのホラー映画がありまして、どういうわけか当時(1986年ごろ?)のレンタルビデオ&スプラッタームービーブームの流れに乗って自主映画なのに一般流通のVHSが発売されたかなり珍しい作品なんですが、珍しいが故に長く幻の作品となっていたようで、海外のホラーマニアから火がついて遂に本編が英語字幕付きでYoutubeで無償公開されたようです。さらに撮りおろし?の監督インタビューやオリジナル音源によるサウンドトラックも併せて公開と至れり尽くせり。
この映画、かくいう私もちょこっとお手伝いしておりまして、4話オムニバス形式の本編のうち第3話にあたる『サバイバルゲーム』で劇中に出てくるコンピューター画面を作ったりしております。いま見ると「なんじゃこれは⋯⋯」と非常にガッカリしてしまうんですけども。更に言うとほぼ判読できないエンドクレジットも私が撮ってまして(しかも3回ぐらい撮り直してこの結果)、いやもう本当に申し訳ないことこの上ないですわ。
ただですね、後にあのベリュドラをデザインすることになる木谷太士郎さんが作ったクリーチャーと後に仮面ライダーZOなんかでもお世話になる小杉和次さんの人形アニメは今でも見どころ十分なので勘弁してください。鹿児島純心出身の松崎由香里が演じるヒロインもかわいいよ!
ちなみにこの映画を公開する時にいろんな8ミリホラーの名作を一緒にかけたんですけど、その中にうちの師匠が撮った『スイートルーム』があって、それが縁で師事することになるんですから人生分からないものです。というか国生くんに頭上がらないんです、一生。
その時に描いたチラシ用のイラストの原画が残ってないか今回の公開に合わせて探したものの見つからなかったので、ネットで拾った小さい画像をAIに食わせて描き直してみました。長いこと何故ガイジンの女の子を描いたのが動機が不明でしたが、この絵を見たらオリジナルのイラストが当時好きだったOliveのモデル[パム]だったことを思い出しましたよ。そうだったわー。