不当

普通の玩具を出すのは久しぶりな気もしますが、バンダイの4ヶ月連続となるBBユニットキャンペーンの第1弾となるBB-9Eが配布となりましたんで、しっかり発売日に貰ってきましたよ。
対象となるS.H.フィギュアーツ2個をまとめ買いすると月替りのBBユニットが付いてくるというものですが、よく見りゃ2個のうちの片割れは普通ならプレバン限定とかにブチ込まれそうなメンツで、正直なんだかなぁという印象もあったり。後半3連チャンの赤い鎧を着た人たちが劇中でさほど活躍しないモブ扱いだったら泣くかも。というか泣くな、たぶんな。

肝心のBB-9Eはどうかというと、リアルフィギュアとしては世界的にみて1発目であるにもかかわらず、文句のつけようがない満点状態の出来。もっとも実際の映像を見てみないことには再現度なんて分かりっこないわけですが、少なくとも期待される水準は楽々クリアしてるんじゃないでしょうか。特に透明パーツを用いた円形パネル内のスリット表現は目からウロコというか見事というほかなく、他所がマネできないようなことをいきなりぶつけて来るところが流石バンダイ。ちょっと褒めすぎですか。
透明ベースを付属させて観賞用として割り切った本体は偏重のない均一な球体で、頭部はアレイ型ボールジョイントによる可動と、全体の作りは普通というか堅実。

1/12 model, S.H.Figuarts, MAFEX

同じようなスケールのBB-8と。1/12プラモデルは皮1枚ぐらいの差でほぼほぼ同じ大きさ。おそらくこのサイズとしては現時点で最高の出来を誇るMAFEXは本体ボールの直径が2ミリほど大きい。まぁ厳密にはフィギュアーツもMAFEXもスケール明示してないから別にいいんですけど。
出したついでに言わせてもらえば、このMAFEXのBB-8はホットトイズのムービー・マスターピースを忠実に縮小したようなオーバースペックぎみの緻密なモールドと彩色に、ネオジム磁石球を用いた頭部の可動や本体内部のオモリによる自立もこなして本当に素ん晴らしい内容なんですけど、どうも市場的には不当に扱われてるのが残念でなりません。まぁMAFEXというブランドが招いた状況なので擁護のしようもないですが、これは掛け値なしに良いですよ。憎たらしく付属してる赤腕翻訳ドロイドも、以前のから改修されて極めてマトモになってますし。