大本命

EP8公開に合わせたバンダイのスターウォーズ展開の中で最も期待してたガシャポン「Qドロイド・スターウォーズ」が満を持して登場。最初に情報が流れた時は「この仕様で本当に出るのか? 何かの間違いじゃないか?」と疑うほどでしたが、実際の商品は期待通りというかそれを凌駕する仕上がりとなっておりました。これほんとすげえよ。

カプセルには半完成状態で封入されてますが、組み立てるとC-3POの高さが10.5cm(ベース含まず)と、「ねんどろいど」や「コスベイビー」といった他社デフォルメフィギュアと並ぶサイズ。それだけでももうちょっとオカシイ気もしますが、質感を高めるためにクリアパーツや軟質パーツが適所に盛り込まれているうえ、塗装精度も抜かりなく、さらに可能な範囲でアクションギミックも内臓していたりと、どこにも妥協の跡が見当たりません。C-3POの基本埋められがちな頭頂部のアンテナも別パーツで再現してるし、どんだけこだわってんだという話ですよ。
1回500円の高額カプセルトイではあるものの、実際にはむしろこんな値段で手に入って申し訳ないと感じるレベル。


R2-D2は中央脚の出し入れが可能で当然のように足首部がすべて可動。気になる点といえば、簡単に取り外せる頭部ドームの内側に、いかにも「ここに良い感じのユニットはめられますよ」と言わんばかりのガイドらしきものがあるところ。これ何なんでしょうね。今後の展開用なのか、それとも何か別仕様での名残なのか。
ちなみにレアアソートというほどではないにしろR2-D2は入数が少なく出にくいみたいです。デフォルメは端正に整ってるしスライド型を用いたモールドも申し分ないので、このR2だけでカラバリとか作って単独ラインナップ作って欲しいですよ、かつてのマスコレみたいな。

C-3POとR2-D2は並べた時に違和感がないよう共通スケールっぽくなってますが、BB-8はそこは無視してちょっと大きめの作り。頭部が可動軸で固定されたものも含め、本体ボールの円形パネルはすべて別パーツでモールド、塗装ともシャープな仕上がり。さらに「サムズアップ」用のアームが内臓式で出し入れに連動してパネルの一部が開閉するギミックもあって、このへんの設計とかほんと頭おかしい(最大限に褒めてます)。
隣に置いたのは同じガシャポンの「カプキャラ」シリーズのBB-8で、さすがに並ぶと見劣りするところはあるものの、これはこれでスッキリしてて良い感じ。ハメ殺しで組み立てると元の球体に戻せないのは個人的にどうかなぁと思うんですけどもね。