とれとれぴちぴち

ようやく蟹が届きました。広告なんかでは、肩のトゲを効果的に見せるためかデコの広さが目立つ下向きの顔が多くて、ちょっと微妙かなと思ったりもしてましたが、実際には造形のバランスは着ぐるみにほぼ忠実。しかもそれでいてスッとしたプロポーションに良く合わせてるなぁと感心するばかりでありました。
目のスリットもこんな小さいのに金が塗ってあってコダワリを感じますが、1本しか見えないのがちょっと残念、というか本当に申し訳ございません。

よく「カニの目はどこですか」と聞かれることがあって、オレとしてはこの金色のスリット部分しか目として捉えられないだろうと思ってたから不思議でしょうがなかったんですが、そういう人はこのサングラスみたいな黒い部分を目として認識しちゃってるらしい。なるほど目に見えなくもないが、それだとやっぱり変じゃね↑? ってそうか、変だから疑問に思うのか。

シザースはラフの段階ではスリットを全く用いずにデザインしていて、見てお分かりの通り、いわゆるグラサン目が3つ縦に並んだ形になっていたのでした。この一番上の「分かりやすい目の形状」の部分にグリーンとかの色を入れて、下の2つは黒くつぶすとか、そういう風に考えていたと思います。
シザース登場の段階ではまだスリット目のライダーしか登場していないことから、デザインの規則性を認知させるためにスリット処理へ変更になったわけですが、デザイン的に「カニのはさみ」になっている真ん中のところだけはスリット化させるわけにいかず、結果的に「目のつながり」が残ってしまったというわけ。
ということは、これが目に見えちゃうのはある意味しょうがない…ということなのかそうか。