満を持して

sphero大好きな中国市場に、とうとう遠隔操作可能なBB-8型玩具が登場。出るべくして出たものだけに「ようやく」といった感も否めないのだが。
実はかなり入手に手こずって、最初は中国の税関で没収され、2回目はリチウムイオン電池使用で追加送料を要求され断念。充電池を抜いた上でパッケージを破棄して中身だけ送ってくれる(しかもその分すげえ格安)という、よく分かってるディーラーのおかげでようやく海を越えることができた。いろんな意味で、みんなちゃんと仕事しすぎ。

BBROBOT1
専用コントローラーが付属していて、仕様としてはspheroというよりハズブロの『リモートコントロールBB-8』に近い。内部メカの構造などは完全に同一だが、ハズブロのメカが単3電池使用なのに対してこちらは単4サイズになっていて、その分だけ全体に縮小された感じになっている。本体ボールの直径が約11cmだから、ざっとハズブロとspheroの中間あたりの大きさか。
とはいえ目指すべきはあくまでもspheroらしく、本体はツルピカの上に転写印刷だし、ハズブロにはない内部の発光ギミックもある。この発光は常時点灯ながら、本体に空けられた穴から光が漏れて意外と良い感じ。先述の通り乾電池だけでなく充電池パックの使用も可能。さすがにあの充電台は付いてないけど。

BBROBOT2
コントローラーの仕様もハズブロのとほぼ同じで、一定時間操作しないと勝手に動くのも一緒。ただし電源のon/offは本体のスイッチ操作による。コントローラーの中央にあるストームトルーパーの顔は勝手に動き回る暴走ボタン。他の黄色いボタンも専用コマンドらしいのだが、いまいち効果不明。
動作はかなりピーキーで、動き始めで追従できなくて頭が落ちることが多い。慣れが必要なのかも。
ちなみに音声はかなりいいかげんで、起動音こそライトセーバーのそれだが(それもどうかという話だが)、通常の音声は似てるけど別モノだし、途中でよく分からない銃声が鳴ったり、『バックトゥザフューチャー』の音楽が流れたりする。なんでや。

さて、ここまで隠してきたけれど、ハズブロのと最も異なる点はこれが「2.4Ghzラジコン」だということで、認可されていないこのテの輸入ラジコンは日本では電波法のために使用が禁止されてます。違反すると100万円以下の罰金。なので今回はコントローラーを全く使用せず、本体のみで動作する範囲しか確認できませんでした。むう、この黄色いボタンが何なのかすげえ気になるよ。
なんか年末あたりにシレっとドンキホーテあたりで売られそうな気もするけど、そもそもパチモノだから[技適]申請以前の問題だしな。