フライハイ

久々な中華モノは空飛ぶBB-8。破損が心配だから梱包は厳重にとお願いして、実際かなり丁寧に梱包されていたにもかかわらず、それを上回る衝撃が加わったのか例によって商品箱はつぶれていた。さすがチャイナポスト、もしかしたら捨てやすくするために箱をつぶすサービスなのかも。頼んだ憶えはないのだが。

元々は「フライングボール」という商品名で売られてることが多いUSB充電タイプのヘリコプター玩具で、通常はただの球状になってる本体部分の外装のみをBB-8風に仕立てたもの。形状こそ単純化されてるものの、アンテナはきちんと再現されてるし、転写印刷による塗装もこのテの商品にしては悪くない。
フライングボール自体は様々なメーカーがOEM商品を出してて、うちのセガレも一頃しきりに遊んでいた。UFOキャッチャーの景品としても一時期よく見かけたから大体そのへんのポジションだが、電源のオン/オフまたは上昇下降を操作する充電器を兼ねたリモコンが付属するかしないかで製品のグレードは大きく2つに分かれる。こちらは残念ながらリモコンのついていない下位グレードでUSBケーブルのみが付属。

充電は数秒で完了し、1分間ほど浮上する。充電中は本体の下部が、飛行時は目というかメインカメラ部がLEDでそれぞれ発光。
浮遊している本体の下に手などをかざして風圧の抵抗でコントロールするという、結局のところちぎったティッシュ片を扇で煽るのと変わらない極めてアナログな遊び方だが、それだけに予測できない面白さというのは確かにあってバカにできない。何かひとつブレイクスルーがあったら、こういうので気軽に空中戦できるタイプの玩具とか出て来そうな気もするけど、それが何かはさっぱり分かりまへん。