デスマスク

今年のSDCC限定品だったPOP!のプリンセスレイア&R2-D2セット。今年も原宿コミコンやるの知らなくて、当たり前に米国から引いてきました。向こうでもGAMESTOPと併売になっていて現在も購入可能。

R2-D2は以前販売されてたものと異なり、一般的なPOP!同様に頭だけが揺れる仕様に変更された完全新規造形。キャリー・フィッシャーの追悼記念という意味もあるんでしょうけど、ホロのレイアがメインとして扱われてるのは少々疑問もあったり。ただ、そもそもPOP!というのはtoyというよりmemorabillia(記念品)の範疇にある体裁なので、これが正しい在り方なんでしょう。

もっと言えばPOP!は「キャラクターのアイコン」の立体化であって、キャラクターを再現する志向は感じられません。2頭身デフォルメのおかげで気付きにくいですが、そのアイコンがすべて虚ろな目をしたデスマスク風なのは、観光地の顔出しパネルと同じように「穴の向こうから自分が覗いている」という一体性を目指した自己愛の投影先だからであって、つまるところPOP!が好きなやつは「このキャラクターが好きな自分が大好き」なんじゃないかと思うわけです。そのへんが個人的には決定的に相容れないところなんですよ。まぁドロイドとかの人外に限ってはそれが薄いので、かろうじて物欲の圏内に入って来るんですけども。

ついでにこのへんも。POP!は気付くと雨後のタケノコのごとく増えてるので油断できないです。
向かって左はSDCCよりも先んじて7月に行われた「Galactic Con」限定のチョッパーで、帝国軍に偽装した際のカラーリングのもの。こちらもHot Topicとの併売になってました。
右の方はファンコのサブスクリプションサービス「スマグラーズバウンティ」で、やっぱり7月頃に配布された『DROIDS』パックに封入されていたR5-D4。頭以外は上のリニューアルされたR2-D2と同じ仕様ながら、首の作りが違うから使い回しではないっぽい。

蛇足的にこれも。同じスマグラーズバウンティの『REBELS』パックに入っていたHikari Minisのチョッパー。POP!よりもふた回りほど小さい無彩色のソフビフィギュアで、全5種の成型色(どれもクリアのラメ入り)のいずれかが封入されているミステリーアイテムだったもよう。混入率に差があって黒いのがチェイス扱いになったりしてましたが、一番チョッパーらしいオレンジのこれしか要りませんでした。そもそも造形が何だかよく分からないし、基本的にソフビ好きじゃないので。