スカッとさわやか

スターウォーズ1作目の国内公開時(1978年)にノベルティとして作られたコカ・コーラのR2-D2ラジオ。当時コカ・コーラは瓶コーラの王冠の裏蓋をめくると絵柄や金券が現れるというキャンペーンをやってまして、その裏蓋を5枚集めて応募する抽選の景品だったわけですが、あまりの人気っぷりに代金(たしか4500円)を添えて申し込めば誰でも購入できるようになり、当初の限定数を超えたかなりの数が出回ったものと思われます。
だから40年も経った今でも入手は容易なんですが、基本的に箱から出されて使われてたものは、白プラスチック部が茶色くヤケたり頭部のメッキが剥がれたりのダメージが確実にあるわけです。これはもう経年変化なのでしょうがない。

先日もそんな状態の中古品を冗談のような安価で手に入れてしまったので、せっかくだから塗装してキレイにしてみようと、しかもどうせなら赤いコカ・コーラカラーに塗ってみてはどうかとふと思い立ち、やってみたのがこちら。

コカ・コーラカラーというか、単にR2-R9のカラーリングですけども。
何も考えずモンザレッドを吹きまくっただけで特別なことはやってません。経年でABSもかなり痛んでたようで、分解の途中でいくつか割れたり欠けたりしましたが、特にパテで埋めたりとかもせずそのまんまです。ただ内部のラジオも逝ってたことから、ついでに中身もごっそり入れ替えてラジオとしての機能も復活させました。何か適当なポケットラジオから基盤を取り出すことを考えましたが、そういえば息子の夏休みの自由研究教材一覧で見かけたアーテックのラジオ作成キットを思い出して入れ込むことに。

まぁ入るだろうとタカくくってましたが電池ボックス部分をぶった切ってもけっこうギリギリで、電池交換はおろかAM/FMの切り替えも難しいことになっちゃいましたが、鳴ったらなんかどうでも良くなります。電源ONを示すLEDだけ緑色に交換しました。本当は青色の方が正しいんでしょうけど、安かったので。

別のオリジナル品と並べて。まぁ大体みんなこんな感じになってますよね。あ、中央脚に貼られたアルミプレートは前後を入れ替えてコカ・コーラロゴの方が前に来るようにしています。さすがに見違えるほどには至ってませんが、これはこれで十分満足しました。
R2-D2に限ったことではありませんが、プラスチック製品の経年劣化はもうどうしようもないので、今後も愛でていく限りこういうリペア作業が続くんでしょうね。こっちのオリジナルの方は一度ヤケ戻しのテストしてみて、失敗したらまた塗ろうと思います。次は黒かなー。