フロファイト(追記あり)

前回、無理と書いたな。あれは嘘だ。

⋯⋯いや本当言うと確かに無理だったんですけども、最終回まで見たら「やっぱり居ないと寂しいかも」と思うに至りまして。なんだかんだ愛着が湧いてたんですかね。
なんとかVSゼンカイまでに間に合わせたいと思いながら、いつの間にかファイナルライブツアーまで、あとのまつり展までと時間がかかってしまいました。正月みたいにまとめて休みも取れませんしねぇ。

前回と同様に適当なボディを既存の商品から見繕って3Dプリンタ製の頭部をはめ込んだだけ。ソノロクはセブンガー単独ですけどソノゴのメタリックパープルのボディはクロスセイバーとプテラゲノムリバイのニコイチ。胸のシールは例によって外注しています。

さて今回時間がかかったのにはもうひとつ理由がありまして、作ったのが456の3人だけじゃなかったからなんですね⋯⋯。

完全に蛇足なんですが、789の3人も用意してしまいました。もちろん劇中には登場してませんから何のこっちゃでしょうが、実は最終回のプロット段階ではソノナ、ソノヤに加えてソノクの登場まで言及されていたのです。
最終回だけに新脳人を3人も出すというのは予算的にも時間的にも無理な可能性が高いものの、脚本に書かれてしまえば出さざるを得ないし時間との勝負にもなりますから、取り急ぎそのための準備というか準備のための下準備を始めたわけです。ババっと半日ぐらいで。

別に謎にするつもりもないので書きますと、ソノナは悪魔くん、ソノヤが忍者ハットリくん、ソノクが黄金バットをモチーフにしています。

細かい話は省略しますが既にこの段階で脳人のモチーフに使える東映ヒーローネタはほとんどなく、扱いが難しくてスルーしていたものしか残っていませんでした。ただ、最終話1回限りならちょっと変なのでも良いか、という気持ちでそれらをかき集めて3体ぶんのイメージをまとめます。おそらくボス格であろうソノクがかなりイレギュラーですが、こういうスペシャル感も必要だろうと判断しました。

最終的な脚本ではソノナとソノヤのみが登場することとなり、しかも「ソノゴ・ソノロクの変身能力を奪う」という奇策で新脳人変身態の登場は回避されたわけですが、あの日あの時から「脳人は全部で9人」という認識になってましたから、6人で終わりにするわけにいかなかったんです、たぶん世界中でオレひとり。

できることといえばこれしかないので、みんなで座ります。結局ソノイだけ自分で作ってなくて仲間はずれ感が出ちゃってるのがかわいそうな気もして、よく考えたら当初の目的をまったく果たせてませんねこれ。

[2023/07/12 追記]

それぞれ誰がどの東映ヒーローモチーフなのかというご質問を頂戴しまして、別にそれを分かってもらうためにやってるんじゃないんだがなぁと思いつつも自分の力量不足を恥じ入り、こちらで回答させていただきます。というわけで正解はこちら。(画像はすべて盗用なので怒られたら削除します)

ソノナのモチーフは便宜的に?66年TVドラマ版『悪魔くん』なんですが、劇中の山田真吾は普通の子供ですからモチーフとして扱いようがなく、少年マガジンの漫画版の渦巻き前髪を拾ってきてイメージソースにしてますから分からなくて当然かも。(この渦巻き前髪はほぼ初回でしか表現されず、テレビに合わせたのかすぐに普通の髪型になってしまいますが、89年アニメ版の二代目悪魔くん・埋れ木真吾やそのコミカライズ版に登場する初代悪魔くんにはしっかりフィーチャーされてるので、これも悪魔くんのアイデンティティのひとつと考えています)緑色ベースなのも二代目悪魔くんの風呂敷マントからですかね。本来本編では合成の都合で緑色は使用NGなんですけども、別に本編に出すわけじゃないからいいだろうと。
あとソノクがイレギュラーと書いたのは『黄金バット』だけ劇場作品だからですね。

シールドは5ミリぐらいに縮小されますし版下を作りながら考えたので適当ですが一応アップしときますんでコラ素材としてお使いください。