令和になって5年も過ぎようとしているのになかなか気分が平成から抜け出せないのは、アレのせいなんじゃないかとずっと引っかかってたものがありまして、それはいわゆる「平成ウルトラセブン」に登場した[ポインター]を1/64ミニカーで揃えたい、という20年以上に及ぶ願望でした。とはいうものの欲望としてのプライオリティが低かったり、でっち上げようにもベースとなるミニカーが存在していなかったりでズルズル何もせず気持ちを引きずるだけでしたが、ここへ来てようやく機が熟した感もあって一気に進めることにした次第です。いやぁ長かった⋯⋯。
というわけでまずは1994年の『太陽エネルギー作戦』から。そもそもこのベースとなっている三菱GTOのミニカーが存在していなかったのが停滞の主な原因でありました。2020年にPARA64からようやく同型車種が発売され、その後2022年に待望のシルバーがラインナップに加わったのがまさしく機が熟したというところで、他に選択肢がないことからこれと並べるのを前提に他のミニカーを揃えています。基本的にマークの転写シールを作って貼っただけ。このシールは以前の脳人フロアクションと同じシートに刷ってもらいました。
次は同じ1994年の『地球星人の大地』から、けっこう物議を醸したSUVのポインター。劇中とほぼ同じ三菱パジェロのミニカーはトミカリミテッドヴィンテージNEOで出てたんですが、昨年の段階で既に市場から消えてたので、どこにでも売ってるトミカプレミアムをベースに通常トミカのフロントガードを加工してくっ付けました。ストライプの色は濃紺のイメージもありましたが、なにしろ30年近く前に見た印象なので他との共通性を重んじて黒く塗っています。
初のオリジナルビデオでのリリースとなった『誕生30周年記念3部作』からホンダNSXベースのポインター。当初は違うミニカーをベースにしてましたが、先のGTOと並べるとだいぶ小さかったので手持ちの中から京商製のものに変えて全塗装しています。だから塗面が荒いですね⋯⋯。
実は同作には前作から引き続きSUVのホンダCR-Vをベースにした車輌もTDFの一般車として登場しています。ポインターではありませんが気分的に無視できなかったので、こちらもでっち上げることに。ただこの型のCR-Vは唯一の選択肢がモータートミカだったこともあり、ちょっとスケール違い感もあります。まぁオマケということで。
続く『1999最終章6部作』からはいすゞビークロスをベースにしたポインター。大きさの都合もあって大昔に出ていたホットウィールを塗り替え、3Dプリンタ製のアンテナを取り付けたもの。製品のホイールだとあまりにもホットウィール然としているので市販のドレスアップ用タイヤに交換しましたが、これも印象はちょっと違いますね。
最後は2002年の『誕生35周年”EVOLUTION”5部作』の、どう見てもハートビーター(RX)を塗り替えただけだろうという3代目三菱パジェロをベースにしたもの。さすがにこれを「ポインター」とは呼びたくない気もしますね。BMcreationのミニカーをベースにフロントのエアロパーツを3Dプリンタで再現して塗り替えています。
並べるためにオリジナルのポインターも引っ張り出してきました。これはてれびくんの付録で付いて来たやつかな。ここまでうまい具合にメーカーやシリーズがバラバラになってるので、被りを避ける意味でもまぁいいかと。
というわけで、これでやっと令和に行けそうです。さようなら平成。